ローマ字表記の名+姓の順番を変える!?

2019年5月25日土曜日

国際関係 中国 歴史・文化

姓+名vs名+姓

今日はブログの整理をしていて、単純な作業ですので、ボーっとしてしまいまして、ブログを書く気にもなれずにいたのですが…
ところが、私のレベルでも話題にできそうな記事が目に入ってきて、書いてみようかなと思い始めました。

それは、日本人の姓名のローマ字表記の仕方を変えようではないかというお話です。

今までは、姓名のローマ字表記を名+姓にしてきたのですが、それを日本での標準である姓+名にしようではないか、その方が日本らしさを維持できるというような理由です…理由は他にもあるようです。

確かに、姓名をひっくり返して名姓にしますと、表記が難しくなってしまう日本名もあります。
例えば、紀貫之(きのつらゆき)という姓名をひっくり返してローマ字表記にしようとしますと、Tsurayuki No Ki とでもなるんでしょうかね …???… これでは違和感が大きすぎるようにも思います。

しかし、そんなことを今更言われましても…紀貫之という名前が最近出てきたわけでもありませんので、今まではどう表記されていたのか、その分野の方にお聞きするか、英語で書かれた本を見ますと、その処理の仕方が分かるのですが…億劫ですよね(-_-;)

更に言われておりますことは、アジアでも姓名をひっくり返さずに英語表記している国々があり、名+姓は国際標準とは言えないということです。
まあ、大袈裟な理由ですよね…大体にして、英語で相手が分かるように表現することが目的ですので、それなら英語の形式に則るのが自然だとも思うのですが…

例えば、中国人たちの名刺を見てますと、姓名の順番を変えずに英語表記しているケースが多いです…全員ではありませんが。

しかし、それは、中国らしさとか中国文化の誇示とかには、全く関係していないと思います。
何故なら、英語のニックネームで名を表記している人々も少なくないんですよね…日本でも、昔、英語屋と言われていた人々には、名を英語のニックネームにしていた人が多かったです…Mickeyという方もおられましたね…ミッキーマウスに似てないこともなかったですが(^-^;

中国の場合には、名前の発音が、一般的に、外国人には大変難しいという特殊性があります。
ピンイン表記しても英語の発音と同じということではありませんので、発音が大変難しいです。
それで、いっそのこと、英語のニックネームにしてしまえということなのでしょうね。

米国人も、私の経験では、知り合いになりますと、相手の姓ではなく、名の方を呼ぶことに拘ります…しかも、出来るだけ簡略化(ニックネーム)して呼びたがります。
例えば、Akiraですと、AkiとかAckyのようにですね。

ですから、仕事で外人と接している中国人が自分の名を英語のニックネームにしているとうことは理解できます。
そういう連中の英語の名刺が、名+姓になっている場合も少なくないようです。

まあ、どっちにしましても、欧米人は、名刺を見て、どっちがファミリーネームで、どっちがファーストネームだと聞いてくる場合が少なくありませんので、私個人としては、都合の悪い人が多い姓名の順番を避けた方がイイと思うだけですね。
多分、どっちでも構わないと思う方々が大多数ではないでしょうか…

横道に逸れますが、こんなことより、日本語を勉強したいと思う人を出来るだけ増やすことに注力する方がより重要だと思います。
人口が日本の10倍以上も多い中国でさえ、中国語の普及に力を入れているのですから…

【ご参考】

Translate

ブログ内の検索

アーカイブ

ラベル

QooQ