来年には自動運転のタクシーが登場する!?

2019年4月24日水曜日

社会経済 政治

Teslaの赤い車
テスラの車の拝借した写真ですが、
これが自動運転の車か否かは分かりません

テスラの自動運転タクシー

ROBOTAXIS

先日月曜日(22日)に、テスラ(Tesla)のCEOであるElon Musk氏がとうとう発表しましたね。
彼は、自動運転のロボットタクシー(robotaxis)を来年2020年に市場に出す計画を持っており、その計画には絶対的ともいえる自信があると言っています。
その車の製造は既に始まっているそうです。

自動運転の心臓部である自動運転用のコンピューターはTesla内部で設計したものだそうです…基本チップ(集積回路)はNvidiaが提供したようですね。
彼は、車の所有者がやることはソフトの更新だけだと豪語しております。

私がパソコンを自作していた時代にNvidiaはグラフィックボードで有名でした。もう何年も前からパソコンの自作はやってませんので、懐かしい企業名ですね。

凄いですよね…


  • 何が凄いかって、まずは、運転手が乗っていないとすれば、5人乗りの車なら乗客が5人乗れます、そして、不快な運転手と出会うこともありません(^O^)/
  • また、自動運転ですから、こちらがチョットしたミスでぶつかりそうになっても、多分、よけてくれます(^^♪…タクシーは数が多いだけあって、事故も多いんですよ…タクシーだけが悪いということではありません、念のために。
  • 更に、いたずらっ子が車を傷つけてしまったとしても、怒って出てくる運転手はおりません(^-^;
    (アホなことを言ってんじゃないと怒られそうですね) 

社会革新の必要性

しかし、国によって色んな規制がタクシーにはあると思うので、そんなにうまく事は進むのかなあ~…と考えることが自体がダイナミックな社会の発展を阻害してしまうのでしょうね。

本当に資本主義社会であるなら、画期的な発明/開発に対して、社会は革新でもって応える筈なんですが…
(蛇足ながら、革新とは「旧来の制度・組織・方法・習慣などを改めて新しくすること」ですよね)
まあ、、昔々の資本主義社会では、雑多な制度的な制約は必要最小限に限られていたんでしょうから、革新もそれ程必要なかったのかもしれませんね…漠然とした思いです(^-^;

資本主義経済は初めから政治主導型

現代の資本主義経済は、混合経済などではなく、表面上でも完全な政治主導型の経済だと思うのです… と書きますと、経済学者の受け売りになってしまいます(^-^;
私個人としましては、昔々から資本主義経済は政治主導型だったと思っております…まあ、学者じゃないんで論戦したら負けそうですがね(-_-;)

資本主義の基本的精神

資本主義の基本的精神は、生産手段の私有(あるいは、資産の私有=私的所有権)ですよね…まあ、学者が言っていることを私も信じているだけですがね(^-^;
それを前提にしますと、私的所有権という概念を何が具体化してくれるの?と思います…それは、社会制度(法律も含む)が具体化し、保証してくれるものでしょうね。
社会制度をつくるのは国家であり政治です…
つまり、資本主義経済は、正に、初めから政治によって保護されたものだと言えそうです。

社会制度の複雑怪奇さ

現代では、その社会制度が、傍目からみますと、複雑怪奇になってきておりますよね…
昔、NYのマンハッタンで石を投げると弁護士に当たる、と世相が揶揄さたこともありますが、社会制度の複雑怪奇さが弁護士の需要を拡大させたのでしょうね

それでは、何故、社会制度は複雑怪奇になってきたんでしょうか?
その主たる原因は、その社会制度の中で利益を享受している既得権層が自分たちの権益を防御するための規則(攻撃者の制約)を次から次へと加えてきことにあるのでしょうね…勿論、それだけではなく、例えば、人権に関連する規則も増えてきました…良い事ではありますが、既得権層からすれば、アメと鞭の範疇ではないかと邪推します(^-^;

イラつかれでおられますか

ここまでお話してきますと、なんで長々と自動運転タクシーと全く関係ない話をしてるんだとイラつかれそうですが、実は、正に関係することなんですね(^^♪…まあ、敷衍しすぎて余分なことまでお話した嫌いもあります…私の悪い癖で、済みません(-_-;)

信号機のLED化は何故遅れたか

テスラのお話に戻る前に、私の経験談めいたお話をさせて頂きます。

青色LEDの発明

ノーベル物理学賞を受賞された3人の日本人によって発明され開発された青色LEDによって、明るくて省エネの白色光源が広く普及してきております。
今では、自動車のヘッドライトにも普通に使用されております。

LEDは優れもの

LEDは大変優れもので、省エネ⇒白熱灯の 1/10、蛍光灯の1/5で、寿命⇒白熱灯の25倍、蛍光灯の5倍で、かつ、水銀問題がある蛍光灯などような環境対策上の大きな問題もないと言われておりました。

LEDは信号機に適している

LED信号機
LED関連ビジネスの関係者たちが初期に期待した用途は交通信号機でした。
今では、LED信号機が広く普及しており、大変視認しやすくなってますね(^-^)

LED光源の特徴の一つに、向いた方向に直線的に強い光が進むということがあります。
従って、太陽が逆光になっても信号機は視認し易いのです…これが信号機に適する点の一つです。

もう一つの特徴は、省エネは勿論のこと、耐久性が高くて寿命が長いことです。
従って、長期間メンテナンス・フリーの信号機にすることができるのです。
イイことずくめなのです(^^♪

余談、上海では


余談ですが、上海では、交差点の信号機故障が珍しくありません…それによる事故は見たことがありませんが…車は注意しながら交差点を恐る恐る徐行して通っています。
そのような交差点に警官(公安員)がいることもありますが、あまり機能しているようにも見えません。

LED信号機が開発されても

試験的にLED信号機が使用されましたのは名古屋地区で、1990年前後だっと思いますが、その後、数年過ぎても広がりませんでした。
性能上の問題が発生したという話もありませんでしたので、不思議だなあ~と思っていたのですが、そのうちに、行政当局の話というものが流れきたのです。

シガラミの世界

それは、LED信号機はメンテナンス・フリーになってしまう(当然です)ので、今まで行ってきた定期的な整備作業が不必要となり、その作業に携わってきた高齢者たちが仕事を失うことになるので高齢者対策に逆行してしまうという問題がネックになっているという内容でした。

その話を聞いて、私は唖然としてしまったのですが、妙に納得している方々もおられましたね(^-^;

高齢者対策というのは表向きの口実で、実際には、もっと大きな既得権者たちの利益が脅かされるんだろうと思いました(-_-;)
まあ、長年絡み合ってきて、通常のやり方では解けそうにないシガラミの世界のお話です。

よく言われます、ソフトランディングかハードランディングかのお話になるんでしょうが、ソフトランディングのために、行政当局は20年間程度ジーっと待ったんでしょうね。

テスラはシガラミの世界にどう対応する?

さて、テスラの自動運転タクシーは、そのようなシガラミの世界に、どのように対応してゆくのか興味深々ですね。

電気自動車(EV)で殴り込みをかけたテスラですので、進取の気性には秀でたものがあるのでしょうが、今度の自動運転タクシーの場合は、行政当局が頭を悩ます面もあり、土俵が異なるように思われます。

あるいは、テスラは、そのようなシガラミの世界は暫く避けて進むのかもしれませんね。

想像する課題

勝手に想像する課題としましては;

  • 米国は、移民や低階層が多いタクシー運転手の数が減ることに抵抗を示さないでしょうか…タクシーの世界からハミ出た人々が引き起こす可能性のある不都合なことを思い浮かべますと、行政当局は、タクシー絡みの事故と犯罪の減少によるロスの軽減を試算する気にはなれないかもしれません。
  • 中国は可能性ありと思うのですが…
    中国では労働人口が減ってきていますので、タクシーの運転手の数を維持する必要は無さそうですよね。
    ただ、中国はどんな条件をテスラに突きつけるでしょうか…分かりませんね。
  • その他の課題で一番大きなものは「安全性」の確保ですね…自動運転車でも故障や事故は起こると思いますので…
    ただ、実際の対応策となりますと、ある程度経験してみないと分からない面もあると思われます。


ご参考

 シェアサイクルー中国で爆発的ヒットの背景

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