中国国民が抱く戦争への不安

2021年11月7日日曜日

国際政治 中国

外側の花びらが薄い赤で中心部はピンク系のクリーム色したバラ丹頂
京成バラ園に咲く丹頂

先日、上海の会社員から動画が送られてきました。
その動画の内容は、杭州で軍の大型トラックが戦車などの武器を積み隊列を組んで走っている場面でした。
添えられていたコメントは、「戦争が起こるのでしょうか?」というものです。

その会社員の夫は共産党員です…それなのに何故、彼女は日本に居る私に中国政府の動向を訊いてきたのでしょうか。

それは、中国政府の厳しい言論統制のため、国家戦略の類に関する情報は中枢にいる共産党員以外には伝わってこないからです。
そのような情報でも、日本では流れるだろうと彼女は思っているわけです…実際には、日本でも同様なんですけどね。

今、中国の中では、政府が武力で台湾を攻める可能性は低くはないと考えている人々は少なくないようです。
ですから、何か軍事的に特別な動きがあると、その情報と勝手な憶測がSNSで一気に拡散され増幅されてゆくのです。

中国の一部地域での日常品買い付け騒動が一昨日報道されましたように、中国国民が抱く戦争への不安は我々が思う以上に大きそうです。

あるいは、中国政府が、起こりうるかもしれない戦争に備えて、国民の緊張感(覚悟)を意図的に醸し出しているのかもしれませんね。


【ご参考】
★くら~いお話…米中の対立の行方

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