スポーツは極めて政治的

2020年10月5日月曜日

スポーツ 国際政治

サルスベリの白い花
サルスベリの白い花

今でもスポーツをオリンピックに象徴される「和平/平和」に直接的に結び付け、政治とは没交渉であるべきだと考えておられる人々が多いようですね。

フランスの教育者であったオリンピックの創始者クーベルタン男爵が提唱した、オリンピックの精神「スポーツを通して心身を向上させ、さらには文化・国籍などさまざまな差異を超え、友情、連帯感、フェアプレーの精神をもって理解し合うことで、平和でよりよい世界の実現に貢献する」というオリンピズムは傾聴に値します。

しかし、そのクーベルタン男爵でさえ、当時(1800年代後半)の社会体制/政治の枠外に出ることが出来ず、オリンピックは男子のみの大会でなければならないと考えていたそうです。

実際のオリンピックは、主要国の極めて政治的な国威発揚の場でもありました。

オリンピックが中止やボイコットされたり、中国・台湾問題が持ち込まれたり、アパルトヘイト問題で南アが参加拒否されたりなどの国際政治上の対立にオリンピックは利用されてきています。

巨額の金が動くオリンピックを運営するIOC(国際オリンピック委員会)は国際政治と直接的に関係し、更に悪いことに、泡銭まみれの企業体化してしまっている状態のようです。

スポーツを代表する祭典であるオリンピックですら極めて政治的なのです…開催国の政府が動かなければ開催自体が出来ないのですから、自明の理なのかもしれませんね。

Translate

ブログ内の検索

読んで頂きたい投稿

日本を素晴らしい国にするために人口2億を目指す

アーカイブ

ラベル

QooQ