子供に上手い嘘の吐き方を学ばせる

2020年10月2日金曜日

教育 社会問題

男体山と女体山の山稜の道端にひっそりと咲くヤマジノギク
男体山と女体山の山稜の道端にひっそりと咲くヤマジノギク

嘘をついてはいけませんと子供時代に教わった人々が殆どなんでしょうが、嘘をついたことがないという人々は極端に少なそうです。

嘘を吐いても良い職業

面白いことに、嘘を吐(つ)いても良いというよりは、嘘を吐(つ)かなければ仕事にならないという職業もあります。
直ぐに思い浮かぶ職業は、役者・フィクション作家などですね…その他も色々とありそうです。

 「良い嘘」と「悪い嘘」

嘘にも「良い嘘」と「悪い嘘」があるとしますと、その違いは…
「良い嘘」は相手のことを慮ってつく、あるいは、お互いの関係を悪化させないための嘘で、それは自分を利するために相手に被害を与えるような嘘ではないんでしょう。
そして「悪い嘘」は、その逆で、自分を利するために相手を騙す嘘のことでしょうね。

それでは、役者やフィクション作家の嘘はどうなんでしょうか?
彼ら彼女らも自己を利するために嘘を演じたり吐いたりします。
ならば、それらは「悪い嘘」なんでしょうか…違いますよね。
何故なら、我々は、初めから、役者やフィクション作家が演じる/吐く嘘を知っているからです。

 ホステス

上海で中国人から教わったことなんですが、ある職業の女性たちが吐く嘘は許されるのだそうです。
その職業とは、ガールズ・バーやカラオケ・クラブ(KTV)などのホステスです。
彼女らが嘘を言わないのであれば、彼女らは客に満足感を与える良い仕事ができないということです…嘘も方便ということなのでしょう。

そのような場所は、客とホステスが役者になって演じあえる泡沫の幻想を楽しむ所ですので、嘘がなくしては成り立たない世界です。
そのような場所でホステスが吐く嘘は、ある程度推測される嘘であって、且つ、その場限りの嘘ですので、それらは「悪い嘘」とは言えないのでしょう。
それでも、ホステスの嘘に慣れていない方は騙されてしまうこともあるようですので、困ったものですが…

それでは、ホステスたちはどのような嘘を吐くのかと言いますと、普通に様々ありますが、一番厄介な嘘は、客に自分はモテていると勘違いをさせてしまう嘘ですね。
面白いことに、この嘘に引っかかってしまう客が大変多いのだそうです。

【ご参考】
上海での歓楽(2)
 上海のKTVクラブでの遊び方
★ 茹だるような暑さの時は、おふざけのお話で

 嘘の中にも必要悪はある?

しかし、許されるとは申しませんが、ホステスのみならず、仕事上で嘘を吐いている、嘘を吐くことが習慣となっているという職業は多そうですね。

例えば、日銀の総裁は、いつ公定歩合を上げるとか下げるとかに関しては嘘を言っても良いという慣習があるそうです…聞いた話ですので、単に、私がそう信じているだけですが…

政治家や官僚も、嘘を吐くことが良いのか悪いのか分からなくなる程に嘘が多いですよね。
国同士でも嘘のオンパレードです。

民間でも、営業や販売員は、全員とは言いませんが、習慣的に嘘を吐いています…これは職業上の必要悪なのかもしれませんが、経営者が吐く嘘は最悪ですね。

子供に上手い嘘の吐き方を学ばせる!?

こんなにも嘘が氾濫していますので、小さな子供を嘘はイケませんと躾けますと、社会での競争から脱落してしまう大人になってしまうのではと心配をする親が出てきたとしても不思議ではないかもしれません。

それなら、上手い嘘の吐き方を子供に学ばせた方が良さそうです…まあ、冗談ですが(^-^;

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