何気なく買ってはいけないSDカード

2020年7月18日土曜日

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ユリの花とアゲハ

SDカード(SDメモリカード)

色んな種類のSDカードが売られていますね。
今回は、デジカメ用のSDカードの極一般的なお話をさせて頂きます。

SDカードの中身

SDカードの中身はフラッシュメモリ(不揮発性メモリ)なんですね。

今では、このフラッシュメモリは色んな製品に世界中で広く使われていますが、我々の身近な例としては、SDカード、USB、スマホ、そして、パソコンのHDD(ハードディスク)を置き換えつつあるSSD(ソリッドステートドライブ)などが挙げられます。

フラッシュメモリは日本人が開発した


SDカードでは米国に本社がある“SanDisk”が有名ですが、フラッシュメモリを開発したのは東芝に勤務なさっていた日本人の舛岡富士雄氏なんですね…今では東北大学名誉教授になられています。

東芝の没落


東芝の半導体メモリ事業は高収益を上げ、原子力事業と並ぶ「経営の柱」となっていたのですが、原子力事業が2015年に米国でずっこけて債務超過になってしまったために、半導体メモリ事業を分社化(東芝メモリ)して売却せざるを得なくなってしまったんだそうです。

東芝が金の生る木のような事業を手放さざるを得なかった背景には、日本の企業には人材が多くいても、経営者としての人材の希薄さがありそうですね…日産にしてもシャープにしても、然り。

【ご参考】
東芝は米国にハメられた

キオクシア株式会社


その東芝メモリも昨年10月1日にキオクシア株式会社となり、キオクシアホールディングス株式会社の完全子会社となったわけです。

キオクシアホールディングス株式会社の株主構成は、BCPE Pangea Cayman, L.P. 49.9%、(株)東芝 40.2%、HOYA(株) 9.9%となってますね。

ケイマン諸島はイギリスの海外領土


BCPE Pangea Cayman, L.P.は投資会社だと思うのですが、所在地は、脱税の隠れ蓑を提供することで悪名高いタックス・ヘイブン(tax haven…“haven”は「避難地」という意味であり、天国の”heaven”ではありません…念のため)で有名な人口6万人程度のケイマン諸島です。
実は、このケイマン諸島はイギリスの海外領土なんですね。

サンディスクは四日市工場で製造

SDカードは、1999年に松下電器産業(現・パナソニック)、サンディスク(現・ウエスタン・デジタル)、東芝によって構成されたSD Groupによって開発・発表されたのだそうです。

サンディスクはフラッシュメモリ(NAND型)の製造を四日市工場(現・キオクシア株式会社)で行い、パッケージング(SDカードなどの製品化)は中国上海市の自社工場で行っているそうです…でも、彼らのSDカードは日本製とはならないんでしょうね。

SDカードの規格と処理速度

さて、ここからはSDカードの規格と処理速度のお話になります。
但し、技術上の詳細は分かりませんので悪しからず(^-^;

新旧2種類のSDメモリカード
SDカード
容量が16MBの古いものと16GBの近年のもの
昔は、規格など特に意識もせずにパソコンやデジカメなどにSDカードを使ってこれたのですが、今ではSDカードの種類が増え、容量も大きくなり、速度も速くなってきてますので、用途に応じて選択することが出来るようになってきています。

技術開発の速度は速い


この分野の技術開発の速度は速いですね。
1999年に出てきた当時では、MB(メガバイト)の容量が一般的だったSDカードも、2006年にSDHC規格が発表されて最大容量が32GBまで大きくなりました。
そして、それを超えて最大容量が2TB(テラバイト)までのSDXC規格も、4年後の2009年に発表されています。

勿論、容量だけではなく、処理速度(読み書きする速度)も大幅に向上してきています。

デジカメ用のSDカードは書き込み速度の方が重要


SanDiskの32GBのSDHCカード
SDHCカード
上の画像の上段左側に90MB/sと表示がありますが、それは読み込み速度(read)のことで、書き込み速度(write)ではありません。
パソコンでは読み込み速度が重要ですので、多分、パソコンのような使い方を意識した表示ではないかと思います。

しかし、デジカメは逆で、書き込み速度の方が読み込み速度よりも大事です。
撮った写真や動画はデジカメの中のSDカードに同時進行で記録(保存)されてゆくのですから、SDカードの書き込み速度が遅すぎますと、連写しようとしても、ちょっと待ってとなったり、記録された動画を再生すると動きがスムーズではなくカクカクしたりするわけですね。

バス・プロトコルUHS


SDカードが自分のデジカメに使えるか否かに直接関係するものはバス・プロトコルでUHS(Ultra High Speed)と表示されるものです。
SDカードには通信(データの遣り取りなど)を行うための手順(方式)があり、それがバス・プロトコルと呼ばれるものです。

UHSにはバス速度によってUHS-I、II、IIIという種類がありますので、そのどれかにデジカメが対応できてないと、SDカードは認識されないことになります。

デジカメの説明書には、UHS-I(ローマ数字)に対応と書かれているケースが多いと思います。

SDカードのメーカーによって表示方法が異なるかもしれませんが、SanDiskの場合は、上の画像の右側にある青い矢印が示すローマ数字の“I”がUHS-Iを意味しています。

処理速度(転送速度)の規格


次は、処理速度の規格です。
  1. スピードクラス=上の画像の中の黒い矢印が示す数字(10)
  2. UHSスピードクラス=同様に、紫色の矢印が示す数字(3)
  3. ビデオスピードクラス=同様に、赤い矢印が示すV30
初期の頃は、スピードクラスがSDカードの最低の処理速度を規定していたのですが、”10”で打ち止めのようですね。

その後、最低限の書き込み速度を保証する規格としてUHSスピードクラスがでてきました。今は“3”が最高だと思います…但し、“2”はありません。

更に、高品質化する映像技術に対応することを考慮してビデオスピードクラスが作られ、最低限の書き込み速度が保証されるようになりました。

今後の処理速度の規格


今後の向上してゆく処理速度は、UHS-I、II、IIIとビデオスピードクラスV30⇒V60⇒V90によって規定されてゆきますでしょう。
読み込み速度も書き込み速度も大幅に向上してゆきます。

デジカメ用のSDカードはV30以上がお勧め

それで、デジカメ用のSDカードはどれにすれば良いのか…これからはV30と表示されるSDカードを買われることをお勧めします。

4K動画を撮るためには、ビデオスピードクラスV30の表示があるSDカードを使った方が良いのでしょうが、たとえFull HDで撮る方でもV30の表示があるSDカードを買われた方が良いと思います。
何故なら、ネットショップで買いますと、V30の表示があっても価格に大きな差がないからです。

例えば、東芝のSDHCカードで、UHS-I、スピードクラス(10)、UHSスピードクラス(1)、読み込み速度100MB/sを実際に測定しますと、書き込み速度は20MB/s程度です。
そして、上の画像のSDHCカードの読み込み速度は、上記の東芝のSDカードよりも遅いのですが、書き込み速度を測定してみますと、60MB/sあり、3倍も速いのです。
(注:どちらの書き込み速度もシーケンシャル処理速度です…ランダムではないです)

それでも、買った時の値段は、東芝SDHCの方が高かったです…家電量販店で買った所為なのかもしれませんね。

SDカードの容量の選択は

容量の選択は、画像一枚の大きさと動画を撮る頻度によりますね。
デジカメの説明書には、SDカードの容量で、画像/動画のサイズ毎に撮れる枚数が記載されていますので、それが参考になります。

【例】
SDカードに記録可能な枚数表

一般的な考え方としては、常にRAW(圧縮しない)+JPEGで撮る方や動画を撮ることが多い方は、128GBが欲しいかもしれませんが、撮った画像をパソコンに移動させて保存するなら32GBや64GBでも充分だと思います。
容量が多いことに問題があるのではなく、値段が大幅に上がりますので…

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