35mm換算で156倍の電子ズームイン
手持ちで
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金星を手持ちで電子ズームイン |
被写体をファインダーで捉えるのが大変
これだけ拡大しますと、ファインダー内に金星を納めて置くこと自体が簡単ではありません。
さすがに神経をかなり使い、素早くタイミングを取ってシャッターを押さなければなりません。
これでピントは合っているのかと問われますと、私のカメラの性能上では合っていると思うのですが…
上の写真がちょっとボヤケて見えますのは、元の写真を2倍近く拡大している所為もあります。
三脚で再挑戦
まあ、そうは言いましても、もう少し何とかならないものかと思い、煩わしい三脚に期待することにしたのです。昔々は三脚も持ってはいたのですが、デジカメになってからは卓上三脚しか持っていません。
マンフロットのCompact Lite
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マンフロットのCompact Lite |
ネットですと、4千円台で買えると思います。
撮ってみました
翌日、買ったばかりの三脚で金星に再挑戦してみたというわけです。
倍率は上の写真と同じです。
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三脚を使い手振れ補正なしタイマー2秒で撮った金星 |
実は、このような結果が起こり得ることも考慮して、値段の高い三脚には触手を伸ばしませんでした。
三脚を使ってみて苦労した点
- 電子ズームで倍率を上げますと、金星を液晶モニターの真ん中に落ち着かせることが思った以上に難しい。
- 三脚を使ってもシャッターボタンを押した後の振動が暫く続く。
簡易雲台の問題?
勿論、雲台に固定したカメラを動かして金星を液晶モニターの真ん中にもってくること自体は、そんなに難しくないのですが、その雲台を固定しようとして固定ネジを締めますと、アララ、金星が液晶モニターの中心から大きく外れてしまうのです。これは、私が持っている卓上三脚でも起こる現象です…簡易雲台なのでそうなるのか否かは分かりませんが…
何れにせよ、その固定ネジを締めた際に金星が移動する位置が液晶モニターの中心になるようにしなければなりません。
何回もトライさせられウンザリしました(>_<)
三脚は振動する
意外と思う方もおられるかもしれませんが、三脚を使ってもカメラにちょっと触れるだけでカメラは微振動します。シャッターボタンを指で押すと、カメラは必ず振動すると考えた方が無難です。
超望遠では、その振動を液晶モニターで確認できます。
ですから、三脚ではケーブルレリーズやスマホを使ってシャッターを切ることが重要になります。
私はどちらも持ってませんので、タイマーを使いました。
直ぐ上の写真では、2秒のタイマーを使いましたが、3秒以上にした方が良かったかもしれません。
金星までの距離
地球と金星間の距離は約1億5000万kmで、約8光分なのだそうです…宇宙のお話になりますと、時間と距離は速度が約30万キロ/秒という光をベースにして語られ、何万光年とか何億光年などという気が遠くなる程に離れている恒星や星雲が話題になる世界ですので、地球から約8光分という金星は近くの存在と言えるかもしれませんね(^-^;
月も撮ってみました
序に、同じ倍率で、三脚使用、手振れ補正なし、タイマー10秒で撮った月です。![]() |
三脚使用手振補正なしタイマー10秒で撮った月 |
月までの距離
地球から月までの距離は約38万キロですので、光の速度で1.2秒強ですね。金星までの距離、約1億5千万キロに比べますと、取るに足らない距離とも言えそうです。
従って、このように大きく撮影できます。
地球からは月の裏側を撮れませんので、残念ですよね。
お口直しにタンポポ
お口直しにタンポポの花です(^-^;![]() |
タンポポの花 |
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タンポポの胞子 |
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