デジタル・カメラ選びの基本

2020年2月25日火曜日

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椿イズヒグラシ
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カメラ選びに「入門機」という考え方は不適切

カメラ選びに関するサイト

YouTube動画も含めて沢山あります。
また、Amazonなどのカメラのネットショップのサイトには、物好きな方々の口コミやコメントが多数掲載されております。

彼らのカメラの選びのお話の中に「入門機」という言葉がよく出てきます…コンデジの入門機、ミラーレスの入門機、一眼レフの入門機などのようにです。

カメラを使用する技術レベルの低い方は高級カメラを使いこなすことは出来ないと言っているようですね。

私は、この考え方には同意できません。

安いカメラほど難しい

面白いことに、安いカメラが入門機ということになっているのですが…実は、安いカメラほど撮影条件を選びますので、奇麗な写真を撮ることが難しく、高級カメラになる程、誰でも奇麗な写真が撮れるようになります(^-^;

カメラの世界とスポーツの世界は異なる

スポーツの世界における道具(テニス・ラケット、ゴルフ・クラブ、スキー板などなど)では、初心者は、技術や体力上の問題で、上級者やプロ用の道具は使いきれません…脚力や腕力がある初心者が上級者やプロ用の道具を無理に使おうとすると、怪我をしたりします。

ところが、カメラの世界は違います。
特に、デジタルカメラの世界になってからは、カメラ自体が誰でも奇麗いに撮れるようにお膳立てをしてくれます…このお膳立ての性能(レンズ、画像センサー、画像処理エンジンなどなど)が、高級カメラになるに従って、高くなるわけです。

また、初心者が高級カメラを使ったら怪我をするなんてこともあり得ませんよね(^-^;

安いカメラに慣れても高級カメラを使えるようにはならない

確かに、高級カメラになる程、備わる機能の数が増え、初めから全ての機能を使いこなすことは難しいでしょう。

しかし、フィルム時代のカメラとは異なり、いわゆるデジカメは、撮って消して、撮って消してを簡単に何回でも費用が掛からずに出来ますので、試行錯誤を繰り返して様々な機能の使い方を習得することが可能です。
NIKON Z7
NIKONミラーレスZ7
安いカメラには機能が多く備わってませんので、安いカメラを使っていても、高級カメラにだけ備わっている機能を使いこなせるようにはなりません。

私がお勧めするカメラ選びの基本

自分の予算内で値段の高い方のカメラを

まずは、予算を決めましょう…入門機というような考え方を持ちますと、カメラを購入してから1年も経たないうちに、性能の高いカメラが欲しくなりますので、そのような無駄遣いの考え方は捨てて、初めから支払える範囲内で価格がより高いカメラを求めるべきです。

値段の高いカメラになる程、画像センサー・サイズも大きくなり、写真をより奇麗に撮るための複雑な要素をコントロールする機能(画像処理エンジンなどなど)もより高度なものとなり、より奇麗な写真を誰でも撮れるようになってゆきます。

自分の使い方に適した重さとサイズを

重さは、ある程度感じる方が手振れを軽減できますが、程度問題です。
重い物を首からぶら下げて長時間持ち運ぶことに苦痛を感じない方なら、一眼レフのような重いカメラでも問題ありませんね。

サイズの選択は、使い方に左右されます…
写真を撮ることが目的の旅行/お出かけなら、重くて大きなカメラでも苦にならないかもしれませんが、写真を撮ることが目的ではないという旅行/お出かけの場合に携帯するカメラは、重すぎず嵩張らない方がイイに決まっています。

Canon G9X Mark II
Canon G9X Mark II
画像センサー・サイズが1型までなら、ソニーのRX100シリーズのように小さなコンデジもありますが、面積が1型の3.2倍も大きいAPS-Cサイズになりますと、シャツやズボンのポケットに入れて歩くにはチョット大きすぎるサイズになるかもしれませんね。

但し、画像センサーサイズが小さい1/2.3のコンデジでも、超望遠カメラとなりますと、かなり重くなり大きくなります。
125倍(35㎜判換算での焦点距離が3000㎜)というものになりますと、1410gにもなります…もうコンデジとは言えませんよね。
1.4Kg以上もあるNIKON P1000
1.4Kg以上もあるNIKON P1000

カメラの性能比較は「オート」で

「オート」の設定には、そのカメラに備わった総合性能が凝縮されています。
「マニュアル」で設定すれば奇麗に撮れるが、「オート」ではというカメラは、そのカメラに備わったプログラムがカメラの性能を引き出せていないということですので、その技術的な限界は、そのカメラ自体に対する信頼性を損ねるものです。

「オート」がないカメラもありますが、「P」の設定で比較すれば問題ありません。

実際の解像力が良いカメラを

解像度(被写体の細部をどれだけ精細に描写できるか)は有効画素数だけをみて判断するのではなく、実際の作例を拡大してゆき、どの程度でボヤけるかで判断します…勿論、異なった撮影・圧縮条件を考慮して、撮影者が異なる数枚以上の作例でチェックする必要があります…ハッキリとした差を見ることができ、これは凄いカメラだと感心することもありますね。
画像センサー(画像処理エンジンも含む)やレンズ性能だけではなく、フォーカス性能も関係します。
Flickrで見られる作例は、かなり拡大できます。

ソニーミラーレスα6600
ソニーのミラーレスα6600
もう一つの方法は、カメラ売り場で比較するカメラを手にすることが出来る場合に、同じ条件で同じ場所を撮影し、画像モニターで拡大してゆき、どの程度でボヤけてくるかで優劣を判断します…但し、カメラ売り場の試供カメラは、かなり弄られている可能性が高いですので、設定をリセットしてから撮影するのがイイですね。

花の葉の上に残った水滴
葉の上に残った水滴でも、よく見ると葉の形を透き通して飴玉みたいに見えますね(^^♪
しかし、解像度と言いましても、顕微鏡のように細部まで写るカメラは、人物や風景を撮るためには必要ありませんよね。
程度問題なのです…つまり、離れた被写体を近くで見た通りに写せるカメラが理想なのですが、それを追求しすぎますと、値段が限りなく上がってゆきます…超高級外車を新車で買うような値段になるかもしれません。
ですから、 使用する方のコスト・パフォーマンスを最大にできるカメラが理想だと言えるのではないでしょうか。

室内や薄暗い場所では

そのような環境で写真を撮るケースが多い場合は、レンズの明るさが、広角のF値で2.8以下のカメラを選らびましょう。
今では、ISO感度が極端に上がり、ノイズ除去や手振れ対策技術も向上してきてますので、F値が2.8以下であれば、薄暗い場所でもフラッシュ無しで奇麗に撮れます。

GRIII
リコーGRIII


以上のチェックでも、どちらにしようかと迷うこともあります。
その場合は、カメラのデザイン、メーカーなどで気に入った方を選ぶといいですね。
勿論、「オート」で撮った写真の色彩(色味)にカメラ・メーカーの個性が出ますので、その点からくる好き嫌いもあります。

紫色のビオラ
ビオラ

NIKON Z50
NIKONのミラーレスZ50
あるカメラ好きの方は、性能よりもデザインで選ぶそうです。
自分はオリンパスが好きだと仰ってましたね。

以上が、主に、記念や思い出のために写真を撮る方々のための選択基準です。

追加の悩み

倍率

ただ、カメラを選択する上で、どうしても気になってしまう点もあります…それは、倍率をどうするかですね。

倍率を考える上での注意事項ですが、それは、カメラの商品説明に謳われている倍率は、そのカメラ自体での倍率だということです。
ですから、何倍という倍率でカメラ同士を比較する場合には注意が必要です。

倍率とは被写体をどれだけ大きく写せるかということですので、レンズの焦点距離だけではなく、画像センサーの大きさも関係してきます。
写す範囲が同じなら、画像センサーの大きい方がより大きく写ります…当然です。
更に、高級カメラになるほど、画像センサーが大きくなり、解像度も上がりますので、撮った画像を拡大してもボヤケません。

焦点距離を35mm判に換算する方法


カメラのズームの比較は、かつての標準フィルム35mm判(フルサイズの画像センサーが相当)に換算した望遠端の焦点距離で行うのが一般的です…この数字の大きい方が、被写体をより大きく写すことが出来ます。

(焦点距離に関しては、 「レンズを通る光」が分かりやすい解説だと思います)

換算方法は次の通りです:
  1. フルサイズ: そのままの数字
  2. APS-Cサイズ:1.5倍(例:18-55mm⇒27ー82.5mm)
  3. 1型サイズ: 2.73倍(例:8.8ー36.8mm⇒24ー100mm)
  4. 1/2.3サイズ:5.56倍(例:4.3ー151mm⇒24ー840mm)
(注:倍数は約です)

ですから、画像センサーの小さい方が、望遠にし易いということになります。
但し、画像センサーが小さいだけに、撮影した画像の鮮明度(画質)には限界があります。

望遠が欲しいのであれば

日常の撮影では、35mm判換算で200mm~300mmあれば充分だと思います。
お子さんの運動会などでも過不足なく撮れる筈です。

LUMIX TX1
LUMIX TX1
ソニーがRX100VIから、それまでのレンズの明るさF1.8-2.8をF2.8-4.5に落として、倍率を3.5から8(35㎜判換算の望遠端200mm)に上げてきました。
私は、F2.8-4.5でも充分に明るいレンズですので、 拡販戦略としては正解ではないかと思っています。
ソニーデジカメRX100VI
ソニーのデジカメRX100VI

コンデジの特殊分野


遠く離れた被写体をズームアップして撮りたい…例えば、空の月や野鳥などを撮影しようとするなら、35㎜判換算の望遠端で1000mmを超えるカメラが欲しくなるでしょうね。

超望遠カメラで撮った航空機の写真
超望遠ですと、多少の逆光の中の手持ちでも、この程度までも写せます
1/2.3のセンサーですので、解像度の限界が低いです…ちょっと拡大するとぼやけます
 そのようなカメラのサイズは大きくなり、重さも増しますので、気軽に日常的な出来事に使うには不便かもしれません。

その点を問題にせずに日常でも使うというのであれば、出来れば広角がF2.8の明るいレンズのカメラがイイかもしれませんね…例えば、ニコンのPシリーズで見つかる筈です。
ニコンP950
COOLPIX P950


備考:
上のカメラの画像は、単なるアイキャッチャー的な掲載ですので、私がお勧めするものという意味ではありません。
なお、掲載されたカメラと花・飛行機の画像には繋がりは全くありません。
花・飛行機の写真は、ここには掲載されていない安い(?)カメラで私が撮ったものです。

【ご参考】 デジタルカメラ…スナップと超望遠

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