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中国の空母 |
何かの件で、外国が日本政府の不興を招いた際に、日本政府の高官は「遺憾である」とのメッセージを当外国政府に対して送ることがあります。
しかし、当の外国が確信犯であれば、日本の「遺憾」という言葉は全く意味をなさないものとなります。
独立主権国家が「遺憾である」と他国に対して伝えたとするなら、それは明確な意味を持ちます。
それは、他国が現状を改善しないのであれば、最終的には武力に訴える可能性もあるということを含意するからです。
ところが、日本の場合は、遺憾であると他国に伝えても、その他国は「ふ~ん、だからどうだってんだ。日本政府の感情なんて我々の戦略には関係ないよ」と内心思うだけです。
精々、テーブルに就いて交渉や話合いに応じる素振りを見せるだけで、実際には、時間稼ぎをするだけです。
それは何故か?
彼らは、日本は最終的にも武力攻撃はしてこないと信じているからです。
彼らは、徐々に事実を積み上げてゆき、ある時点で、日本に現実を突きつけて、もう後には引けない(つまり、日本がその現実を受け入れなければ武力衝突も辞さない)と脅して、日本に譲歩させようとする確信犯なのです。
そのような外国の確信犯に対して日本政府が基本的に出来ることは、腕をこまねいて状況を注視して、「遺憾である」と宣い、話合いを申し入れることだけです。
世界の数ある国の中でも、国力に限界があり、大きな戦力を持てない国が殆どです。
それらの政府には、日本は腑抜けに映るのでしょうね。
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