諦めの境地に至れない老人

真夜中に書く話題ではないとは思いますが、逆に、いつであろうと思い立った時にしか書けないない話題です。

仕事関係で、私の周囲に80歳前後の男性の方が数人おられます。
まあ、それなりに一生懸命仕事をなさってますから、凄いなあ~と感心しています。

その中のお一人は、日本の大手企業の経験者で、ことあるごとに、ビジネス上での“格”というものに言及なさいます…
ご自分がおられたビジネス環境からくるある種の偏見とみることもできるでしょうね。

まあ、それは良しとしましても、最近、唖然としてしまった彼の発言に出くわしたのです。

堅物老人

彼は、常に自分の判断は正しいと思っていると、自信たっぷりに言うのです。

そのように言いたがる方々は珍しくはありませんので、それ自体ではビックリなどしないのですが…

彼の年齢に基づく長く広い経験を思いますに、ちょっとした失望感を抱いてしまいました。

多分、仕事上で一番鼻高々になる年代は40歳代ではないかと思います。

その後は、色んな経験と人との出会いが広がり、挫折や乗り越えることが出来ない事などに直面してゆき、自分の程度と限界がなんとなく分かってくるようになります。

そして、自分の経験と認識範囲が如何に狭くて小さなものであるかを意識するようになります。

年齢を重ねてゆくと共に、その意識がハッキリとしてゆき、諦めの境地に至ります。

その過程において、一歩引きさがって、真摯な内省が出来るようになります。

私は、そのように考えておりますので、80歳に近づこうしている彼の、あのような発言に出くわしますと、驚いてしまうのです。