上海の遊興の場に色濃く忍び寄る影

2016年12月1日木曜日

歓楽 社会経済 接待 中国

悲嘆する女性

来週の月曜日に東京から顧客が来ます。大変重要な顧客です。
彼は木曜日に帰国しますが、その間はフルアテンドになります。

日本から上海にお出でになる顧客は、今でも、それなりの期待を持って来られます…
5年前と変わりません。

問題は、どこで彼を接待するかです…
行き付けの場所は、事情があって、もう行きたくありません。
余りにも客を蔑ろにする傾向が強くなってきたために、見切り時だと判断したためです。

かといって、誰もが知っている場所にお連れすることは陳腐すぎて、欠伸をされるかもしれません…出たとこ勝負という案もあるのですが…

最近の日本人専用という遊興の場は、客の絶対数が減ってきているようで、競争が激化してきているようです。

飲み放題をうたう店も増えてきています。
飲み放題は基本的にボトル代が掛からず、ホステスの売り上げにはならないシステムです。

従って、ホステスには喜ばれません…彼女らには規定のチップが入るだけです。
勿論、それだけでも彼女らにとっては御茶を挽くよりはズーットましです。
また、その客が贔屓になる可能性もあります。

彼女らも、上海の生活費(特に、家賃)が高騰してきたために、大変です。
更に、日中の仕事だけでは生活が苦しくなり、夜の仕事をアルバイトでやる女性たちの数も増えてきているようで、ホステスたちの競争も激しくなってきているのでしょう。

店のママ達も新規の客獲得にアクセクしているようです。
以前は全く経験のない女の子も積極的に雇っていた中型店が、今ではその余裕がなくなり、客を連れてこれる娘を中心に雇うように変わってきています。

経済活動の上下に敏感に反応する水商売の業界に、明らかに、後退の影が色濃く忍び寄ってきていると言えそうです。

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