Toyota 86 で見るトヨタの限界

2012年3月4日日曜日

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トヨタ86

豊田社長のお遊びで造ったスポーツ車と言えそうなデビューですね。

若者に乗ってもらいたいと仰っているようですが、300万円近くもする車を、今の若者達にどうやって買えと言うのでしょうか!?
まあ、金持ち特有の感覚なのでしょう。

このクラスのスポーツタイプ車であったアルテッツァの評価は、太鼓持ちの評論家諸氏にさえ散々なものでした(^_^)

それからどれだけトヨタは変わったと言うのでしょうか!?

昔のトヨタの86には乗ったことがありませんが、走っているのを見たことはあります…
鋭い走りをするなあという印象でした。

ただ、全般的に、
トヨタのスポーツ車というものには、眉唾的なイメージを拭いきれません。

余談ですが、
昔、トヨタが大々的にぶち上げた、映画「007」が使った2000GTというスポーツ車のエンジンは、ヤマハが開発したもので、音叉のマークが付いてましたね(^_^)

確かに優秀な技術者は、多くいらっしゃるんでしょうが、どんなに優秀な方々でも、組織、特に、大きな組織の中に入ってしまうと、その組織の体質に染まってしまうものです。

トヨタの体質はどうかと言いますと、
良くも悪くも、性能に関しては昔から80点主義のようで、今でも変わっていないでしょう。

車を購入する人達の85%程度がエンジンや走行性能に無頓着で、デザインや内装に選択の基準をおく人達だと言われています。

トヨタはその85%の購買層に焦点を当てた開発・販売をやってきました。
ビジネスとしては正解だったわけです。

トヨタ車のハンドリング(ステアリング)性能は、欧州の人達がバカにするアメ車に似ているとも言えそうです。
フワフワ感がつきまとって、他社の車からに乗り換えた人にとっては不安感があった筈です。

まあ、評論家諸氏も
トヨタでハンドリングが一番良い車はクラウンだと言ってましたから…
推して知るべしです。

そう言えば、アリストも
どうしようもないハンドリングでしたね…
直線番長とか言われたりもしてましたから(^_^)

さて、Toyota 86ですが、スバルのBoxerと言われる水平対向エンジンを採用しています。
トヨタの富士重工との提携目的は車以外にあると言われてますが、それはさておき、Toyota 86は富士重工との共同開発となったスポーツ車ですね。

言い出しっぺはトヨタということのようで、主たる開発方針もトヨタ側が実権を握っていたことでしょう。

車スポーツの世界で大した実績もないトヨタが勝手なことを言いつつ、開発を進めたことは想像に難くありません(^_^)

実際の車製造は富士重工がやるそうですね…

それで、トヨタの目指した車は、端的に言えば、遊び車…
ドリフト走行がし易い車なんだそうです。
つまり、後輪のグリップ力が抑えられてコーナーで横滑りさせ易い車です。

単に横滑りすれば良いってもんじゃないと評論家諸氏は言うんでしょうが、とにかく横滑りしなければドリフト走行は出来ないのです。

危なっかしい車です…
まあ、それが面白いんだと言う人もいるということです。

今時ドリフトだなんて、時代錯誤のようにも思うのですが…
F1レースやルマン24時間耐久レースでドリフト走行してますか!?
やってませんよね…
路面に伝える駆動力がロスされて遅くなるんですから。
(WRCなどの舗装されていないダートコースではやります。それは、タイヤのグリップ力では抑えきれないからです)

また、
後輪だけ横滑りするのはまだ良いですが、前輪まで横滑りし始めたら、雪道で車が滑って行くのと同じになってしまいます。

昔の前輪駆動車を運転したことのある方にはドリフト走行の経験がおありになると思います。

急カーブに普通のスピードで入りますと、後部座席の人から、
オイッ、後ろのタイヤが横滑りしてるぞォー!
という怒鳴り声がしてきたものです(^_^)

まあ、車で遊ぶって言うことなら、峠のドリフトはハタ迷惑で危険ですし、サーキットでドリフトでもないでしょうし、まあ、ゴーカートで遊ぶのが一番面白そうですね(^_^)

富士重工も基本的に同じ車を"BRZ"の名前で売り出しますが、トヨタとはコンセプトが違うそうです。

スバルBRZ

安全に速く走れる車という極当たり前の志向でしょう。

基本は、あらゆる場面で、
  • 四輪のタイヤが路面にしっかりと接地して、滑らない、
  • ハンドリングは運転者の思い通りのラインを描いて車を進ませる、
  • ブレーキングは運転者の想定範囲内で車を制動させる
ということでしょうね。
それらのレベルが高いのがスポーツ車と言えるのでしょう。

そういう観点からBRZは良くできあがったスポーツ車のようです。

公道でも、サーキットでも、86とBRZのどちらが速いかと言ったら、BRZでしょうね。

ハンドリングもBRZが絶賛(?)されているようです。

後輪駆動でハンドリングの良い車は、運転していて確かに気持ちが良いですね…
スカGがそうでしたけど…

まあ、トヨタさんの車はそれなりにかな…
ホイールアライメントも狂い易いですしね(^-^;

しかし、実は
そんなことを言いたかったのではなく、世界に冠たる自動車メーカーであるトヨタさんの戦略が、アナクロだなあ~と感じていることを書きたかったのですが…(^_^)

スポーツタイプあるいはスポーツ車の分野で世界的な実績をもっているスバルを一段階も二段階もレベルアップさせるという戦略を、トヨタにはとって欲しいんですがね…
裏方に徹してね。

資金力で開発した技術の供与や販売ネットワークの提供などもいいでしょう。

スバルをトヨタの体質にしてしまったら、スバルの存在価値はなくなってしまうでしょうね!?

それにしても、
水平対向エンジンの経験が全くないトヨタの86を良く買うなあ~と思います。

製品自体は良いんでしょうが、整備や修理となると話は違ってきます。
不安感は無いんでしょうかね!?


【ご参考】
★ 今のトヨタの限界!?
★ 今のトヨタの限界!? (2)
★ トヨタがWRCに復帰!?…何故スバルじゃないの?
★ トヨタも発想の転換が必要なのでは… 

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