韓国の巨大企業 サムスン電子で働く多数の日本人

2010年2月28日日曜日

企業 経営 国際関係

青色の背景に白抜きのSAMSUNG trade mark

ここ10数年で急激にのし上がってきた非常にアメリカナイズ(経営戦略という意味ではありません)された会社です。
日本企業の減速に反比例していますよね。

世界市場占有率トップと言われる製品が半導体メモリーやTVを始めとして色々あります。

2~3番手といわれる製品も、携帯電話やカラーレザー・プリンターなど色々あります。

韓国企業の基本戦略は、今でも変わっていないようです。
投資先行型の市場占有率至上主義です。
まあ、日本の高度成長期の時代そのままです。
簡単に市場価格破壊を行います。

材料・部品納入メーカー達は、相当搾られているようです。
トヨタもそうでしたが…納入時期が決まっても価格は決まらない…納入直前までに購入価格が変動するからです。

エッ、上に変動するならイイじゃないかっておっしゃるんですか!?
ご冗談でしょう(^-^;

白く咲き群れるビオラ
白く咲き群れるビオラ

ソウルから南に35キロ程下ったところに水原(スウォン)という市があります。
歴史上由緒ある町で、市の中心街はユネスコ世界文化遺産に登録もされているようです。

ソウルへの通勤圏内ではありますが、ここ10数年で大きな都市に成長し、更に大きくなってゆきそうです。
人口は100数万人と言われます。

スウォンは、サムスンの成長とともに大きな都市になリました。
都市名をサムスンにしてはという話も持ち上がったことがあるそうです。
大きな高層ビルが二つ、ツウィン・タワーのように聳えています。
これが、サムスン電子の研究所です。

そこで働いている日本人の技術者いわく、少なくても150人以上の日本人技術者が働いているそうです。

金融危機の時に大幅に縮小される前は、数百人規模の日本人技術者達がいたそうです。
何のために採用したのかなんて…自明です。

彼等、日本人技術者達は新卒で採用されたわけではありません。
日本の一流企業で働いていた技術者達です。

ポジションに不満を抱いている人とか、定年退職前後の人達にサムスンが、どのようにして情報収集しているのか分かりませんが、電話を掛けてきて勧誘するそうです。

労働条件は悪くないようですので、韓国に住んだり、行ったり来たりすることを厭わない人は採用に応じるわけですね。

ここ10年以上の日本の労働市場に鑑みますと、充分ありうることです。

勤めるのは長くて5~6年程度のようです。
但し、在日の方は優遇されることもあるようですね…
まあ、不思議はありませんが。

投資戦略としては大変スマートなやり方だと思います。
自前の技術者だけで新製品を開発するよりは、コストとリスクが大巾に軽減されます。

サムスン電子は、市場占有率2~3番手の製品価格を更に下げようとしています。
NokiaやHPも嫌気を差すかもしれませんね(^_^)

現状5・6万円レベルのプリンターを半値で売れる製品を3年以内に開発するそうです!?

グローバル企業とはどういうものかを韓国国民が身を以て知るまでには時間が掛かるかもしれませんが、日本の轍を踏まないように韓国政府が政策を打ち出していることは一考に値します。

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